内窓による断熱効果②
・冬季室温の考え方
ヒートショックは特に12月から2月の間に集中的に増えています。大半が脱衣場とお風呂のお湯との温度差で主に心疾患を引き起こして亡くなっています。日本では冬季室温が10度以下になることは決して珍しくありませんが、イギリスでは冬季室温が21度以上必要という考え方が浸透しており、16度以下は深刻な健康リスクがあると住宅法により規定されています。WHOのハウジングアンドヘルスガイドラインでも18度以上を保つことを強く推奨されています。そのような法律のもと、建築時の省エネ基準も日本をはるかに上回る基準が義務化されているのが現状です。
・効果的な断熱リフォームとは
では、このような背景の中、どのような断熱リフォームをすればよいのかということですが、最もコストパフォーマンスが高いのは窓の性能を上げることだと断言できます。冬季に室内の熱が逃げる割合は約6割が窓と言われており、外壁は15%、屋根は5%程度ですので、いかに窓が重要がおわかりいただけるかと思います。ですので、私どもとしては、まずは生命を守るためにお風呂場と脱衣室の窓に内窓を取り付けたり、場合によっては高性能サッシに取り替えたりすることを推奨しています。
・断熱リフォームの効果
近年、断熱による健康効果に関して、様々な実証データが揃ってきました。アレルギーや高血圧、喘息、肺炎、脳血管疾患、糖尿病などの改善交換は多岐にわたります。風邪の発症率も大幅に減少したという調査結果もあります。断熱による健康効果は、運動する、たばこを止める、お酒を止めるといったことよりも上回っているという実証データもあります。ぜひ、冬寒くて辛いというお悩みを抱えている方は、断熱リフォームをご検討ください。中でも費用対効果が高い内窓の設置は特にお勧めです。

<アルミサッシの室温>10度(窓付近)

<樹脂サッシの室温>15度(窓付近)
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