シロアリその①~シロアリは一年中、注意が必要~
今回はシロアリについてお伝えします。梅雨時にシロアリ駆除のニーズが高まりますが、最近は温暖化の影響もあり、年中存在するので要注意です。
・シロアリの種類
家屋に被害を及ぼすシロアリは5種類いると言われていますが、中でも主要な種類はヤマトシロアリとイエシロアリ、アメリカカンザイシロアリの3種です。日本では特にヤマトシロアリが多く、8割ほど占めると言われています。
ヤマトシロアリは、北海道北部以外の全国に生息し、山や森林にある朽ちた木や、庭や家の基礎付近に湿って腐りかけた木材などでよく見られます。湿気を好み、家屋の北側や浴室付近は特に注意が必要です。
一方、イエシロアリは、千葉から西側の温暖エリアの沿岸部に多く生息します。横浜エリアも該当します。屋根裏や床下、土中などで大きな巣を作ります。そこを拠点に長い地下道をつくり、地下から家屋に浸入します。
アメリカカンザイシロアリは、日本にもともと存在せず、外来種として被害が広がっているシロアリです。アメリカの太平洋沿岸部を原産地とする乾材を好む害虫で、日本へは家具類や荷造り用の木材などとともに持ち込まれたという経緯があります。生息数は非常に少ないですが、地球温暖化の進行に伴って日本の一部エリアで発見されています。
・シロアリの被害
ヤマトシロアリは、湿った木材を食べて栄養補給します。イエシロアリに比べると、あまり食欲は旺盛ではないので、被害の度合いは緩やかだと言われています。家屋の被害も、浴室や湿気の高い床下などの基礎付近に集中しています。
一方、イエシロアリは、繁殖力が非常に強く、古材よりも新しい木材を好む傾向があります。食欲は非常に旺盛で、加害も急激なため、被害が家屋全体に及んで家が倒れることもある危険種です。阪神淡路大震災が発生した際、大量の家屋が倒壊しましたが、多くはシロアリ被害による建物の劣化が大きな原因だと地震の専門家が指摘しました。シロアリ被害は建物構造を弱めてしまいます。当時の新聞には大半は耐震補強により倒壊を防げた可能性が高いと記載されています。
アメリカカンザイシロアリは、ヤマトシロアリ、イエシロアリとは違い、湿った木材を好まず、家屋の乾いた木材に被害をもたらすことが特徴と言われています。

<木材に集まるイエシロアリ>
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